当院の治療を受けられた方へ

当院の鍼治療はトリガーポイント鍼療法という、あなたが今まで受けたことのない鍼治療かもしれません、それは痛みを脳に感じさせなくしようというようないわば「触らぬ神にたたりなし」的な一時的ごまかしではなく、痛みを出している場所を特定し直接そこに鍼をするというやり方のため、かえってそこが痛くなることがよくあります。

 

(好転反応と呼んでいます、リバウンドという言い方をする場合もありますが悪い意味で使われることが多いのでここでは誤解のないように好転反応としておきます)

 

なぜなら病変部を直接刺激して、そこを変化させて、痛みが出なくするようにしようとする治療法だからです。

でもご安心下さい、かえって痛くなったというような感じは一過性の事で、たいていの場合は1日か2日でおさまります。3日以上続く場合はご相談下さい。

 

*たとえば、ある患者さんの例では、はじめて鍼をしたところが痛くて重だるくなり、(痛いところがよりはっきりしたような感じになります)しかしそれを越えると今度は症状がスーッと取れたように軽くなり「治ったかな」という感じになりしばらくすると、徐々にもとの症状に戻っていき、また治療をすると重くなりそのあと軽くなりということを繰り返してやがては治っていくという過程をたどります。(このパターンが一番多いようです)

 

*また別の例では、治療したあとあまり効いた感じはないけれど、何日かすると知らないうちに症状が軽くなるとか。

 

*またある例ではやった直後が一番楽で徐々に元に戻る(割と少ない例ですが)

 

という風に一定のパターンで「痛くなる、重くなる(好転反応)」→「楽になる、軽くなる」を繰り返しながら徐々に症状が軽減していきます。

 

リバウンドは治療回数を重ねていけば、最初のころの好転反応より小さくなる場合がほとんどです、この頃には治療したからだは最初のころより丈夫になっているはずです。

 

初回から3回ぐらいまではこの好転反応との戦いになることが多いです・・・人によっては症状軽減のためのイバラの道に思えるかもしれません。しかしたいてい、5回目ぐらいから安定してきて10回ぐらいになるとこの治療法の良さを理解してもらえると思います。この病変部に直接働きかけるという療法は、これこそが本当の治癒に一番近い治療法だと近年、世界的にも注目されています(トリガーポイント療法)。

 

好転反応を越えたとき、今までの療法とは全くちがう新しい世界

 

(症状を感じさせなくするのではなく症状を出している部分が痛く無くなるとはこんなに爽快なものなのか!ということが身にしみて実感されることと思います)皆さんもその世界にたどり着くために一緒に頑張っていきましょう。

 

 トリガーポイント療法(はり、マッサージ)の好転反応について

 

 トリガーポイント療法は、各種の器具や鍼、および手技で、体の各部位を刺激して、病気を原因から治そうと言うものです。

 

トリガーポイント療法をしますと、病気別にくすぐったいところや、痛い(しこり)と感じるところがあります。このくすぐったさやしこり(痛み)が病気を発生させる原因となっているのです。

 

これらをなくせば、血液の循環が良くなり、私たちの身体が本来そなえている自然治癒力によって、病気は自然に良くなっていきます。

 

何事にも原因と結果があるように、いま表に出てきている病気自体は、原因ではなく結果だと考えられます。結果である病気を治すためには、何よりもまず、原因となっている痛みやしこりを取り除くことが大切です。

 

【反応、及び反応の起こる理由は】

 

反応とは、体を健康体へと変化させる、つまり、トリガーポイント療法によって不完全燃焼の体を完全燃焼へと変化させるために起こすもので、丁度、運動した後、筋肉痛が起こったり、疲れたりするのと同じ様に、必然的に起こるものです。例えるならば、汚れた洗濯物を洗濯すると水が濁ります。しかし汚れを落とすには、この水の汚れも避けることは出来ません。同じように、体のよごれ(すなわち、痛み、凝り感、違和感)を落とす為に、一時的に反応が起こるのです。

 

つまり、反応は、薬の副作用などとは全く意味が違い、慢性病を根本的に治すための一過程として起こるもので、云うなれば病気が回復へ向かっている証拠なのです。

 

もちろん、治療の際の痛みやコリの感覚が人によって違うように、反応も、全ての人に起こるわけではありません。

 

また、継続してトリガーポイント療法を受けていくことで、この反応は徐々に起こらなくなっていきます。

 

 

【反応として現れやすい症状】

 

1.体がだるくなる。

 

2.微熱が出る。

 

3.眠気がさす。又は眠りすぎるくらい良く眠る。

 

4.痛みのある病気は一時的に痛みが増す。

 

5.吐き気がする。

 

6.感覚が敏感になる。(酒やたばこが普段よりおいしく感じられる)

 

などがあり、これらの症状は2つ以上重複して表れる場合もあります。

 

 

【反応が起こった時は】

 

痛みがひどくなったり、痛みが出た時は、極力安静にし、当院までご相談ください。

 

(軽い痛みの場合は軽く運動をするほうがいいことも多いです。)体がだるい、つらい、眠い時などは、反応にさからわずに良く眠って頂くと体調が早く整い、病気の治りも早くなります。ただし、食欲が出た場合は、食べ過ぎない様に注意してください。

 

(お酒やたばこもなるべく控えてください)

 

 

【反応の特徴】

 

トリガーポイント療法の反応は、早い人ではその日のうちに、

 

遅い人でも3日以内くらいには起きます。

 

実際には殆どの場合1~2日ほどで治まりますが、上記のような症状が3日以上続く時は、他の原因も考えられますので、必ず当院にご相談ください。

 

また、トリガーポイント療法の反応の出かたには個人差があり、いくら軽く施術しても反応が強く出る人もいれば、逆に強く施術しないと効かない人もいます。

 

ご自身の病気や症状を1日も早く治す為にも、患者さんお一人お一人のご理解とご協力が必要です。強すぎたり、弱すぎたりした時、また分からない事などは、ご遠慮なくお申し出下さい。

 

来院できない場合は、お電話でも結構ですので、いつでもご相談ください。